考える日々

沢山のことをやるより眠ることを優先した方が幸せな人生だと気付いた

時計

私、ついに気づいてしまいました。
ちゃんと寝た方がパフォーマンスがいいことに。

「何を当たり前のことを…」と思われる方も多いかもしれませんが、ここ7年ほどの平均睡眠時間が1日4〜5時間と、ショートスリーパー気味に稼働してきた私にとっては改めて目を開かされる出来事でした。

睡眠時間を削って眠いなか長々と取り組むより、しっかり眠って気分良く明晰な頭で取り組んだ方が、何倍も生産性が高いし、自分の気持ちも満たされるんですよね。

今回はそんな当たり前すぎる「真理」に気づいた経緯とよく眠ることのメリットを綴ります。

気づきは寝坊した朝に

枕02

その「真理」に気づいたのは、珍しく寝坊した朝のことでした。

いつもより1時間〜1時間半は長く眠っていたでしょうか。

私は余裕をもって行動したい性格で、いつも始業時間より30分以上は早く出社しているのですが、その日はすぐに家を出て始業時間に間に合うかどうかというギリギリの時間に起床してしまいました。

なんとか遅刻せずに出社はできたものの、身支度も雑だし、コーヒーを飲んで落ち着く時間も、いつものように余裕を持って業務スケジュールを組む時間もありません。

当然そんな状況で自分に良いパフォーマンスを期待できるわけもなく、不本意な思いで仕方なくデスクに向かって仕事を始めました。

ところがです。

仕事に取り掛かった途端、私はある変化に気付きました。

頭が妙にスッキリしているんです。

メンタル面も軽く、やるべきことにどんどん取り掛かることができます。

判断も明快で、淀みなく同僚へのリアクションを返していき、メキメキ仕事が進んでいきました。

そして、普段の2倍ほどの速さで業務を処理したあとで「これはなんだろう?」と考え、気づいたのです。

必要なのは睡眠だったのだと。

見落としていたコンディションという要素

カーテン

前述したとおり、私はこの数年1日4〜5時間という睡眠で生活してきました。

それはひとえに「時間に余裕があることこそが良いパフォーマンスにつながる」という思いからでした。

それもおそらくある面では正しいはずです。
時間があればじっくり計画を練ることもできるし、単純な稼働時間は長いので見込めるタスクの数は増えます。

ただし、それは「コンディションが同じ状態なら」という条件付きだったんです。

確かに心身のコンディションが同じなら、時間が長い方が沢山のことができるし、長考して良い選択ができるかもしれません。

でも、十分な睡眠をとった場合連日寝不足の場合が同じ状態のわけがないんですよね。

私は「成果を出さなければ」「活躍したい」という、半ば焦りのような気持ちに急かされて、コンディションという要素が抜け落ちたまま睡眠時間を減らして早朝から稼働するという暮らしを送ってきたのだと思います。

きちんと睡眠をとるメリット

ここまで睡眠とコンディションの大切さを実感した経緯を書いてきましたが、ここで改めて私が思う「きちんと睡眠をとるメリット」を整理して3つ紹介したいと思います。

1.頭が明晰になる

まずはなんといっても「頭が明晰になること」です。

睡眠時間が短かった時はどこかいつも頭にもやがかかっているような感覚で、上手く考えが展開できず苛立つこともあったのですが、そういったことがほとんど無くなりました。

クリアに思考できているから、問いに対する答えもシンプルに返すことができますし、何か起きた時のアクションも短い時間で検討して実行できます。

また、ネガティブに思えることが起こった時も頭がスッキリしているが故に考え込みすぎるようなこともありません。
もちろん多少のダメージはありますが、関心を別のところにズラして気分を切り替えるのが何倍もスムーズにできるようになりました。

本当にこの変化だけでも生活している気分が全然違いますし、十分すぎるメリットだと思います。

2.「活動量」が増える

2つ目は「活動量」が増えること。

確かに、睡眠時間を削って行動する方が活動時間は増えるかもしれません。

ただ、睡眠時間が短かった時って、頭も体も重く、常に眠い状態だったので活動の効率はよくありませんでした。

頭がうまく働かずボーッとしたり、あげくには居眠りをしてしまうこともしばしば…。

それに対し睡眠時間を確保すると、前述したように頭は明晰になりますし、言わずもがな体の疲労感も減って軽くなります。

そのため起きてる間は積極的に活動でき、居眠りなんかも激減するので、控えめにみても1時間あたりの生産性が1.5〜2倍くらいになった実感があります。

仕事もスムーズに取り組めるので、同じ業務量を遂行する速度としては、現在の方がずっと早くなりました。

頭がスッキリしていて、体の調子も良いので、行動前に変に考え込んだりするロード時間のようなものも短くなるんですよね。

睡眠を削って時間を増やすよりしっかり睡眠をとって良いコンディションで活動した方が、結果的に時間当たりの「活動量」は増えるし、行動1つ1つのクオリティは上がるので、生産性という意味でも充実感という意味でもメリットが大きいと思います。

3.傷つきにくくなる

最後は「傷つきにくくなること」
言い換えると「気持ちが安定する」と言っても良いかもしれません。

睡眠時間が短かった時は、思考にも身体にも余裕がなかったので、誰かが言う言葉をダイレクトに受け取って、律儀に傷ついていました。

正直それは自分の「性質」のようなものかと思って、改善しようとさえ思っていなかったのですが、しっかり睡眠をとるようになって驚きました。

誰かが言った言葉を受け取る前に仕分けできるようになったんです。

相手と自分を同一視せず、「他者の言ったことだ」と俯瞰して捉えて、「自分自身」とは別の1つの考え方として置いておくことができるようになりました。

自分の心の手前でフィルターをかけられるため、むやみやたらに傷つくことは激減。
状況をこじらせるような反応をしてしまうことも滅多になくなりました。

もちろん他者からまったくストレスを受けないなんてことはないですが、自分自身が直接斬りつけられるようなことはほぼなくなって気持ちが安定しているのを感じます。

この「仕分け行為」をする余裕ができたのは、心身の調子が整っていることが要因で、特に体の調子が良いことが大きいと思います。

体の調子が良いと、体が心を下支えしてくれるんですよね。

これまではあまり眠らず、思考も体調も不安定だったから、無意識のうちに他者に寄り掛かった思考をしていて、無防備に相手の言葉を受け取っていたのかもしれません。

メンタル面の安定という意味でも、眠ることは本当に大切だと思います。

しっかり眠った方が幸福

青空

寝坊という不慮の出来事がきっかけではありましたが、私は今回の経験でいかに眠るのことの効能が大きいか、いかにコンディションの違いがパフォーマンスを左右するかを実感しました。

1日5時間睡眠を続けた時と6時間睡眠を続けた時だと、例えば週5日勤務の3日目あたりからの疲れ具合が全然違うんですよね。
6時間眠った時だと、疲れはあるけど、体が重いとかそういった不具合がかなり少ない。

パフォーマンス自体も向上するから行える仕事量は睡眠時間を削った時とそんなに変わらないですし、気分良く取り組める分トータルの充実感も上がっている気がします。

もちろん睡眠を削り数多くのことを達成するスタイルも否定しません。

本当にショートスリーパー体質の人ならそのスタイルがベストな選択だと思いますし、時間が増える分多少なりともやれることの範囲が広がるのは事実でしょう。

ただ、私はたとえ沢山のことはできなくても、しっかり眠って、良いコンディションで、出来る範囲の物事に取り組んでいく方が結果的に幸福度が高いなと感じています。

もし、忙しくしているにも関わらず充実感や幸福感がなく、焦りばかりが募るという方は、睡眠時間の確保から生活を見直してみるのも良いのではないでしょうか。

では、元気によい毎日を。

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