考える日々

心が傷ついた時の最良の対処法

私は美術作品を作りたいなんて思うくらいに自我が強い人間なので、その分心を不意に剥き出しにしてしまうことも多く、傷つきやすくもあるのですが、これまでの経験から個人的に思う「心が傷ついた時の最良の対処法」を紹介します。

基本は放っておくこと

いきなり身も蓋もない結論を言ってしまって恐縮なのですが、「放っておくこと」ズバリこれが最良の対処法です。
身体的な傷と同じで、自然に治癒するのを待つしかないです。

失恋も、恥ずかしいミスも、暴言を吐かれたことも、一度傷ついてしまったからにはどう誤摩化してもなかったことにはなりません。

たとえ傷つけた相手が謝ってきても、ミスが帳消しになっても、多少治りが早くなるくらいで即効性はないように思います。

だから心に痛みを感じた場合は、とにかく放っておくのが一番です。

言い訳したり自虐したりして傷口をほじくらない

では「放っておく」って具体的にどうすることかというと「極力そのことに触れない」ということです。

傷ついた時って、痛いのでついパニックになって「言い訳」や「自虐」などむやみに言葉を発してしまいがちなのですが、これを極力やめる(反射的な部分もあるので多少は仕方ないと思います)。

確かにこれらを行うと一時的には痛みが和らいだような気がするのですが、実のところこれらの行為は傷口をほじくって痛みを麻痺させているようなもので、あまりやりすぎるとその事への執着や自己嫌悪を深めるだけなので、ある程度対処したら傷ついた出来事自体に極力言及しないようにする。

失恋した場合なども一通り気持ちをぶちまけたら、それ以降はなるべく愚痴などを口に出さず、出来れば相手ともあまり関わらないようにする。

こうやって「アウトプットとして傷口に触れない」ことが放っておくってことかなと個人的には思っています。

じゃあどうすればか

そうなると次は「じゃあ傷が癒えるまではどうしたらいいの?」ってなります。

本当はここで「別に夢中なれることをする」とか言えればいいんでしょうけど、経験上傷ついた時っていくら好きなことでもそれをやる気力すら沸きませんよね。

だからと言って、飲酒や暴飲暴食に走って体を壊したら元も子もありませんし。

なので個人的には「最低限外と繋がるノルマを決めて、後は意欲が湧くまで鬱々と過ごす」っていう設定で暮らすのがいいのではないかと思います。

例えば「仕事だけはなんとか行って後は家でグズグズする」とか、「家族とご飯だけは一緒に食べてあとは部屋に閉じこもる」とか。

私の場合は良くも悪くも一人暮らしの社会人ではあるので、失恋やらでショックなことがあっても仕事だけは行かないわけにはいかず、それが傷の回復期をやり過ごす上では功を奏しています。

まとめると

・傷ついたらある程度対処して口をつぐむ(できたらその場から一時的に離れる)
・最低限の行動ノルマを決めてあとは鬱々と過ごす
・とにかく時が過ぎるのを待つ

ということになります。

あまりにも当然のことのように見えますが、結構ショックが大きいと冷静さを失ってこれができないことが多いです。

特に2番目の「鬱々と過ごす」っていう部分で我慢出来なくなってむやみに行動して、せっかく膜の張りかけていた傷口を掘り返してしまうことが多々あった気がします。

もし今何かしらで傷ついたりしている人がいるなら、騙されたと思ってこの対処法を実行してみてください。
小さな恥やミスなら3日もあれば忘れますし、失恋も3カ月でだいぶ薄れます。
個人差があると思うので、絶対とはもちろん言えませんが。
お試しあれ。

※なおこの記事の対処法は個人で対処できる比較的ライトな傷に対してのものなので、アイデンティティに関わるような深い問題に関しては専門家の判断を仰ぐ事をオススメ致します。

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