無職について

【実体験】職歴なしスキルなしの無職が最初に働くときオススメな職業

無職で悩んでいる時って「自分は社会で何もできないんじゃないか」という無力感でいっぱいです。

少なくとも私は「27歳で職歴なしの無職」だった時そうでした。

テレビに出ている芸能人やスポーツ選手はもちろん、街を歩いている会社員の方々やスーパーやコンビニでレジを売っているパートやアルバイトの方々さえ、自分とは全く違う「有能な人」に感じられて眩しく見えました。

そこから数年、なんとか生活できるくらいには働けるようになったわけですが、そんな実体験から思う無職の人が徐々に”社会”に慣れていくために「オススメの最初の職業」を紹介します。

それは「アルバイトのwebコンテンツ更新業務」です。

今回は、その理由利点を書いていきます。

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「アルバイト」スタートの利点

まず前提として、今回の記事では雇用形態は「アルバイト」からスタートすることで話を進めます。理由は2つ。

1つ目は「採用されやすい」こと。

これは言わずもがなですが、職歴のない人を雇うのは会社側にとってはやはりリスクです。

自分では「雇ってさえくれれば真面目に働く」といくら思っていても、採用する側からしたら初対面で相手の性格まではわかりません。

初対面での印象はよくても「真面目そうな無職の人」というくらいでしょう。

その上信用の裏付けとなる「経歴」も空白があったりするのですから、「社員」にこだわっていたのではそもそも雇用されるまでに時間がかかってしまいます。

そこは一旦割り切って、まずは会社に入って打席に立つことを優先して「アルバイト」で入社してしまうことをオススメします。
アルバイト以外にも派遣などで入ってキャリアを積むことも有効です。

理由2つ目は「プレッシャーが少ない」こと。

いくら世の中が好景気の時でも、社員待遇で入社した人にはコストがかかる分、組織や周囲からそれ相応の期待値がかけられます。

そして、入社した当人もそれを意識するあまりプレッシャーがかかりすぎて入社数ヶ月でフェードアウトなんてことも多々あります。

片やアルバイト入社は、時給制ですし、諸々のコストもあまりかかっていないため、1人前になるまで長い目で見てもらえることが多いです。

職歴もなく、これといったスキルもない状況であれば、周囲の期待値の低い状態からスタートして徐々にスキルアップしていく方が自分も余裕が持てるし、長い目で見たとき有益な結果になると思います。

webコンテンツ更新がおすすめな理由

アルバイト入社を前提として、私が無職の方にオススメする職種は、ずばりIT系の「コンテンツ更新業務」です。

IT系の会社で何らかのサービスを運用しているところは、ほぼ漏れなくサービスのコンテンツを日々更新する作業が発生します。

ニュースサイトとかメディア系のサイトが代表例ですね。

この作業が単調な割に地味に時間がかかることが多く、給料の高い社員を割り当てておくにはコスパが悪い。

そこで会社側は、時給の低くおさえたアルバイトを雇うことを考えます。そのような求人に狙いを定めて応募するのです。

この職種がなぜオススメかと言うと「特別なスキルが必要ないから」です。

同じパソコンを使う仕事でもデザイナーにはデザイン力が、エンジニアにはプログラミング能力が求められます。

しかし、コンテンツの更新作業はインターネットを閲覧できて、テキストを打つ、くらいの超基本的なスキルしか求められません。

もしそれ以上のスキルを求められたとしても、ほとんどがごく基本的なスキルなので、その場で教えてもらえば事足ります。

この状況であれば、ある程度余裕をもって会社の雰囲気にも慣れていくことができますし、時給制なので定時退社しても周囲に過度に睨まれることもないでしょう。


確かに給料は時給1,000〜1,200円くらいで、東京など都市部で1人で生活するとしたらギリギリかもしれません。

ただ、「無理のない状態で継続して勤務することができる」これが無職→労働者というジョブチェンジのステータスにおいては、最重要視すべきだと個人的には考えます。

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なぜ続けることが重要か

この記事の冒頭でも書いたように、職歴がなく無職の状態が続いていると、周囲との比較によって自尊心が著しく低下します。

なので、無職からいわゆる「社会」に復帰する初期の段階では、この「自尊心の回復」にプライオリティを置くべきなんです。

多くの人がこの点を見落として、急いで正規雇用の職に就こうとしたり、成果を上げようとしたりして焦るあまり再びフェードアウトしていくケースが多くみられます。

回復していない自尊心に過度な負荷をかけて再び折れてしまうんですね。

自尊心の回復、これに有効なのは「自分も社会でやっていけるんだ」という感覚の積み重ねしかありません。

たとえ正規雇用の職に就いても、短期間で大きな成果を上げても、勤務自体が継続できなければ根本的な自尊心は回復しないんです。

かくいう私も、アルバイトで働き始めた最初の職場では「データの流し込み」だけをひたすら3年間続けていました。

他の人からみたら無益で無駄な時間に見えたでしょう。

でも私は、あの3年間の「自分で働いて暮らしいける」という確かな実感があったから今があるのだと断言できます。

人生は長いです。周囲に惑わされず自分の実感を信じていくことが大切だと思います。

就労初期の数年の段階では「とにかく継続して勤める」これが最重要タスクだと念頭において、「出勤さえすればOK」くらいの気軽さで日々を送ってみるのもありなのではないでしょうか。

その後のキャリアは?

「そうはいってもアルバイトのままでは困る」「その後ステップアップはしていけるの?」という風に思われる方もいるでしょう。

結論としていうと、ステップアップは全然可能です。

会社側もきちんと継続して勤務してくれて、しっかり業務を遂行する人材をみすみす放っておいたりはしません。

一度会社に入ってある程度の信頼を得れば、大なり小なり別の業務に関わるチャンスはほぼ確実に巡ってきます。

この意味でも「どんな形であれ自分の無理のない形でまず入ってしまう」というのは有効です。

そこで実績を積み重ねて、ほかの社員と遜色ない働きを見せれば時給アップはもちろん、社員登用の声もかかるはずです。

たとえ、社員登用の声がかからなくても「数年勤務した」という実績があれば、それを後ろ盾にして別の会社に社員として移るなりすることもできます。


会社で働いてみて思うのは、一般的な業務で求められているのは「突出した能力のある人」というよりも「信用のある人」だということです。

もちろん業務によってはどうしても高い能力やスキルが必要なものもあるとは思いますが、ほとんどの業務は基礎的な能力があれば誰でもできるものです。

そこで「それを誰に任せるか」ということになった時の判断基準は「信用があるかどうか」なんです。

だから、無職からの第一歩としては、アルバイトでも何でも一歩踏み出して働き始めること。そしてそれを継続すること。

そのことによって「信用」が培われれば、自ずとその先は拓けてくるのではないかと思います。

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※注意点
もし、無職から働き始めるならある程度の規模以上の会社をオススメします。
規模の大きくない会社だと、業務が細分化されておらず、1人1人にかかる負担の割合が大きいため、アルバイトといえどもプレッシャーがかかる場合があります(そちらの方が能力はつくかもしれませんが)。
なのでまず最初は少なくとも100人以上の規模の会社に入ると良いのではと思います。ご参考までに。

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